棲 すみか 私の自由空間

私らしい暮らしの提案誌「棲 すみか」編集部のブログです
http://www.jiyukukan.net/
尾張名古屋と海の物語、綿神社
編集部のitosatiです。

私の住む名古屋市北区に綿神社というお社があります。

黒川交差点の近く、北綾中学校から国道41号線を渡った西あたりにある、ひっそり静かな神社ですが、
参道には背の高い立派な木が並び、厳かな雰囲気が漂っています。

 
(二の鳥居から三の鳥居へ。思いのほか参道が長い)

それもそのはず。その歴史は弥生時代にさかのぼり、
平安初期に書かれた延喜式にも記録が残る由緒正しい式内社で、
江戸時代には尾張徳川家から、名古屋城北鎮護神として崇敬されたほか、
庶民も赤丸神事の例祭などに列をなした様子が「尾張名所図会」にかかれているとか。


(本殿。昭和45年に再建されたもの)


近くに住んでいながら、まったくその存在を知らなかったのですが、
1年半ほど前に愛知県のとある港のパンフレット制作のテキスト作成をした際、
私が名古屋市北区に住んでいることをクライアントのおじ様に話したところ、
海に縁のあるスポットとして「綿神社」を教えてくれました。


名古屋市北区と海!?
まったくつながらないように思うのですが、神社にあった由緒書きの看板が、
その歴史を教えてくれました。


古代、まだ海岸線が今よりもずっと深く北進していた頃、
九州から海づたいに渡ってきた人たちが、この地に定住。
その中心になったのが北九州「志賀」の阿曇(あずみ)部族で、
新しい土地に故郷と同じ「海神(わだつみ)」を祀った。
綿神社の綿は木綿の意味ではなく、「海」の仮字なのだとか。

へぇぇえええ。
「元志賀町」とか「志賀本通」とかにある「志賀」の地名は、北九州の志賀から来たんだ!?
びっくり。

この地に定住した人たちは、九州から稲作の技術を伝え、東海以東へ広めた、
とかいったことも書かれていて、ほぉぉと感心する。

なんだ、何げに、すごい神社ではないか!
日本のソウルフード・米をはるばる、海を越えて伝えた人たちが祀った神社が、
今もこうして、街なかにひっそりとたたずんでいる。
数千年前の歴史に触れたような、不思議な感覚。

神社や地名っておもしろいなぁ。


現在はだいぶ参道も狭くなってしまっているけれど、
高く高くそびえる木々が、その歴史を静かに語っているかのよう。


(本殿の奥にあったご神木。鳥居には「龍神社」の文字)


10月10日が例祭だそう。またそのあたりにでも、お参りに来てみよっと。


綿神社(わたじんじゃ)
名古屋市北区元志賀町2-53-1
MAP
| itosati | なごやネタ | 23:50 | comments(8) | - | pookmark |
みんな集まるまちの氷屋さん
編集部の浅野です

「郡道」(ぐんどう)って知ってますか?
名古屋市昭和区の西武を南北に横断する道で、南端は東海道の呼読(南区)、北端は飯田街道の古井坂(千種区)に通じています。
完成は、明治42年で、かつては49本の郡道が通っていたそうですが、
現在では、この道だけが地域の人々から「郡道」と呼ばれ、親しまれています。

この郡道、車の通行量が多いものの、商店が立ち並び、古い建物もあったりして、
私も自転車のときはよく利用する道です。

今日、偶然にも、とっても楽しげな風景に遭遇しました。
郡道の一部、滝子商店街の一角に、氷屋さんです。
氷問屋さんなんですが、夏に限って、店先に縁台をだして氷屋さんに変身です。
目の前でガリガリつくられる氷に子どもたちはおおはしゃぎ、
地域の人たちの憩いの場になっていました。
一杯150円からというのもうれしいです。


この氷屋さんの建物もなかなか趣のある木造家屋なんですが
このあたりは、「滝子建築協定」が結ばれていて、
こうした古い建物が、生きた生活とともに、楽しい風景として地域に根付いています。

郡道散歩、みなさんもどうですか?


| jiyukukan | なごやネタ | 19:16 | comments(2) | - | pookmark |
NOV(酒井宣良)さんの本、できました!!
編集部の浅野です

浅野が約8カ月かけて編集を進めてきた「NOVさんは書きたい話したいつくりたい。」
が、ようやく発刊となりました

この本は、名古屋の建築家、酒井宣良氏、愛称、NOVさんが、書いた文章、
対談やインタビューなどで話をした内容、設計をした建物のうち、
活字として雑誌等に掲載されたものを再収録した本です。
「建築家たるもの、自分の考えを言葉として書いたり、しゃべったりして、人に伝えなくちゃならん!」
というのがNOVさんの信条だったわけですが、その言葉とおり、NOVさんが残した活字は
全部集めると、A4で600枚近くにもなるんです。
今回は、その約半分を厳選し、まとめたものです。

NOVさんは、建築に限らず、演劇や美術の人とも広く交流し、
設計だけでなく、イベントのプロデュースやギャラリーのディレクター、舞台の演出など、
非常に多岐にわたる活動を精力的に楽しんだ人でした。
多様で旺盛な行動力、自由で屈託のない人柄が、活字を通して読み取れます。

この本は、浅野個人の自費出版です。
不安やプレッシャーにくじけそうでしたが活字の向こうにいるエネルギッシュなNOVさんに励まされ
最後まで楽しんで編集することができました。

今日は、NOVさんの1周忌です。
「NOV」がゴソゴソ生きられるような、自由で魅惑的な世界をみんなでつくっていきますよ、NOVさん。


| jiyukukan | なごやネタ | 16:29 | comments(4) | - | pookmark |
お千代保稲荷
こんにちは。編集部の伊藤です。

先日、岐阜県海津町のお千代保稲荷へ行ってきました!

お稲荷さんといえば、商売の神様。
「棲」も繁盛するように、お参りお参り。

母方の実家が祖父江にあり、
小さい頃はよくおじいちゃんたちと、お参りに行ったものでしたが、
最近はあまり行く機会もなく、久しぶりの参拝となりました。

お千代保稲荷の鳥居

参道のお店も気になりますが、まずはお参り。

揚げとろうそく おきつねさま

参拝の際は、上の写真のようなおばちゃんから、
お狐さまの好物、油揚げとろうそくのセットを30円で購入します。

ろうそくは燈明場で灯火し、油揚げは精霊殿の前にお供え。
商売繁盛をしっかりお祈りしました。

本殿のほか、いつくかお参りをしながら、境内をぐるりとめぐります。
途中、重軽石という願掛け石を発見。
名古屋市西区の円頓寺商店街の中のお寺さんでも見つけたことがありますが、
ここのは、ややシステムが違うようでした。

1.まず、持ち上げてみる。
2.その上で、願掛けをし、「願いが叶うなら重くor軽くしてください」と、自分で重いか軽いかを選んで、
3.再度、持ち上げてみて、2で選んだ通りの重さだったら、願い事は近々叶うそうな。


あとお千代保さんの特徴として、名刺を貼ったり差し込んだりする人が多いこと。
とあるお社の前には、すだれがかかっていて、そこに皆さんこぞって名刺を挟んでいました。
これは名刺でいっぱいになったら、神社さんが燃してくれるのでしょうか。


境内の裏には「温故集成館」という神社が収蔵している美術品を公開する美術館も発見。
他の参拝客はいっさい向かおうとしないので、いささか不安ではありましたが、入館無料とのことなので、ちらっと立ち寄ることに。
ほとんど期待していなかったせいでしょうか、
…思いのほか、よかったです!(←褒めているのか?)
神社の方にお茶好きの方がいたのか、桃山時代や現代の有名作家の茶碗や、
狩野探幽の軸とか、中国や朝鮮のやきもの、
美濃の人間国宝、加藤卓男さんのおおきなレリーフもあり、楽しめました。
暑い日に行ったので、クーラーのきいた部屋でしばしリフレッシュ(*^^*)


そして、お次は…

参道で串カツです!
私の中では、こっちがメインだったのかとも思うくらい楽しみにしてました。
お千代保稲荷の参道には、なぜか串カツ屋さんが多いのです。
岐阜県といえど、ここ海津はなごや圏。串カツもやはり味噌串カツ。
土手煮の鍋に、串カツをドプッとひたして、いただきま〜す。

串カツ1
串カツ2

写真は、参道で一番人気の玉屋さん。

揚げたての熱々&さくさくの衣を味噌ダレにしっかり絡ませると、
ふわっとやわらかく、味噌の甘さがカツとよくあってうまい!
名古屋の店よりは、ややさらっとした味噌でしたが、煮込んだドテの旨みが出ていて、いい味わい。
し〜っかり煮込んだドテ煮は、びっくりするほどやわらかいし、
店の前で立ち食いというスタイルも楽しい。
座敷もありますが揚げたてを食べるなら、店先がベスト。


長良川と揖斐川に挟まれた地域性のため、川魚も名物。
もろこの佃煮を売る店やら、鮎を食べさせてくれる店やらが参道に並びます。
めずらしいのが「なまず料理」。
とりあえず、見た目はグロテスク…。
なまず料理
私はまだ挑戦したことがないのですが、
味は白身魚のようにあっさりと、皮はうなぎのようで、おいしいのだとか。

そのほか、参道の店では、
草もちや漬物、野菜に鯛焼き、おもちゃ、大学イモなど、いろんなものを売っていて、
その雰囲気がなんとも、レトロかつゆるくて、いい感じ。


普段は夕方5時くらいには閉まってしまうのですが、
月末は大勢の人で賑わい、夜市といって深夜まで営業しています。
あの串カツをビール片手に食べたら、もっとうまいだろうな〜☆
ってことで、次は月末をねらってお参りしようと思います!
| itosati | なごやネタ | 17:40 | comments(3) | - | pookmark |
美濃のまちでロードレース
こんにちは、編集部の浅野です。

最近、自転車で街を颯爽と駆け抜ける人、多いと思いませんか。
私もだいたい10キロ圏内なら、スポーツタイプの自転車で移動しています。
この時期はとくに気持ちがいいし、名古屋は、道路が比較的フラットで、
方角も分かりやすいから、実は自転車向きの街と言えるんですよ。

ヨーロッパでは国民的スポーツの自転車ロードレース、
日本でも国際レースが行われているんですよ(http://www.toj.co.jp/toj13/)。
第13回となる今年は、5月17日から24日まで、大阪・堺から始まり、
奈良、美濃、南信州、富士山、伊豆、東京と、7つのステージ、約750キロを、
海外国内あわせて16チームで競います。

私もついに、名古屋から近い美濃ステージで観戦デビューを果たしました!
「うだつの上がる」町並み保存地区がスタートです。
1周約20キロの周回レースですが、住宅街も含む公道がコースなので
地元の人が家の前にベンチを出して観戦したり、
観戦者のために自宅のテレビを開放したりと、なかなかアットホームな雰囲気です。


美濃和紙の里会館広場では、地元のごはんが提供されたり、お餅つきがあったり、
ちょっとしたお祭り気分です。
そこでとっても面白い自転車を発見しました。

これは、いわゆる、ベビーカー付きの自転車です。
取り外し可能で、3歳児ぐらいまで乗せられるということ。
子どもが落っこちない? カーブは大丈夫? 危なくない?
いろいろ気になるところですが、私が実際、試乗してみたところ
結構すいすい進むことができましたよ。
驚くことに、開発したのが何と岐阜の瓦屋さんなんです!
高橋製瓦の高橋さんが、自分に子どもができたときにカッコイイベビーカーがなくて、と、
開発に乗り出したということです。
http://curio-web.com/
岐阜市ならびに岐阜県の支援を受けての事業ということですが
同じ自転車好きとして、私も何だかうれしくなりました。
ヨーロッパに比べ、本当に日本は、こういったことが遅れていますからね。

ではまた来年、美濃で会いましょう〜
| asanoya | なごやネタ | 22:45 | comments(1) | - | pookmark |
green projectに参加してきました
編集部員のitosatiです。

green projectgreen programに参加してきました!

green project(グリーンプロジェクト)とは、
「環境や健康に配慮し、暮らしやすい社会をつくる取組み」で、
NPO法人エコデザイン市民社会フォーラムに事務局があります。
→参照green projectWEBサイト

具体的には、楽しみながら環境にも、自分にもいいことしましょう、と、
green program=講義や、green market=市場などのイベントが名駅で開催されています。

green programは朝時間を利用して講義が聴けるので、
出勤前などの時間を利用して参加できるのがおもしろい。
といいつつ、私は会社勤めをしていないので、出勤とは関係ないですが(笑)、
いつになく早起き(5時半起床!)して、はりきって自転車で名駅へ行ってきました。

今日の講義は名古屋大学大学院環境学准教授 高野雅夫先生の
「地球のためになにができる? 心のギアチェンジ!」でした。
 2009年5月22日(金)07:30〜08:30 @ミッドランドスクエア

高野先生は、名古屋大学で昨年12月に開催された
「都市と農山漁村の共生シンポジウム 」でお話を聴いたり、
農業で起業した名大出身の友人などから話を聞いて、前々からファンだったのですが、
4月中頃に、高野先生から棲編集部に「すみか読みました」とメールをいただき、
先生の取り組んでいらっしゃる活動と何か連携ができれば、
とうれしいお話をいただきました。

そうした中で、高野先生のブログ(だいずせんせいの持続性学入門)を拝見したり、
いろいろ調べたりしていた所、今日の講義を知り参加しました。


グラフや概念図を見せながら、やさしい言葉で進められた高野先生の講義は、
地球環境という大きなテーマを、自分自身のアクションや暮らしの選択という
身近なところで考えさせるものでした。


経済社会はエコを叫びながらも、なかなか持続可能な体制へシフトしていくのは難しいようで、
消費を刺激し利益追求を止められない。
でも、個人は満足感がアップできれば、さほどのエネルギー消費をする必要はないのであって、
要は体験や想像力の足りなさなんだな、と。
で、個人のアクションが積み重なれば、社会も変わる!はず。
ってことで、日々の満足度を上げるべく地域をもっと楽しみたいと思います☆
そして、そのスタンスで棲創刊号のネタもちょこちょこ探してます。



他にも、興味深かったのが…
「日本の人口やGDPが減少傾向にある中で、これまでの年功序列型終身雇用のような制度は無理。会社をプラットフォームにしてsocial businessなどに旅立っていくような、働き方の変化が必要(意訳)」というようなお話。
問題となっている派遣切りが、労働法や社会保障とは違う視点で考えさせられました。

こうした話が聴けると、モノの見方が広がって面白いなぁ。
早起きすると一日が長くて、何だかお得な気がするし、
ありがたいイベントでした。
green projectのスタッフの皆さんや、高野先生に感謝☆
| itosati | なごやネタ | 00:38 | comments(5) | - | pookmark |
ハポン劇場
編集部員のitosatiです。

「棲」創刊準備号p.19で紹介している大須ロック歌舞伎のスーパー一座の座長、原さんが作・演出・出演するハポン劇場「草枕」を見てきました!

kusamakura

まだ興行中でこれからご覧になる方も多いので、詳しい内容はふせますが、
とりあえず…、よかったです!
無教養の私は、題材となった漱石の小説はまだ読んでいないのですが、
ネットでちらっと書評を見る限り、幻想的な小説みたいですね。
舞台もかなり超現実的な世界が展開されていて、刺激的な舞台でした。
冒頭に出てくるニワトリがすばらしいです。
あのリアリティに別世界に連れ去られました。
もちろん、それ以外にも見どころ満載です。

このハポン劇場は5年前からほぼ毎年春に興行されていて、
JR中央線の鶴舞駅の高架下にあるK.D Japon(ケーディハポン)というパフォーマンス+カフェ&バーに、
その時期だけ仮設の舞台が出現します。
高架下の限られた空間を、四角の舞台はもちろん、
壁面や舞台下、屋外まで3次元をフルに活用し、舞台と客席を一体化させ、
その小さな箱の中で、
踊りや映像、音楽があざやかに組み合わされた実験的な舞台。
その前衛さと、役者さんたちの楽しんでいる雰囲気に、
ロック歌舞伎に通じるものを感じました。
あぁ、ステキ。

追加公演も決まって、今月31日(日)までやっているので、
皆さんもぜひ体験してみてください。
ハポン劇場「草枕」
| itosati | なごやネタ | 01:08 | comments(0) | - | pookmark |
信長・家康ガイドブック@あいち
編集部員のitosatiです。

ゲームやらアニメの影響で、若い女性の間で武将ブームが起きてるらしいですね。
そういうものに疎いので知りませんでしたが…

愛知県は戦国の3英傑、信長・秀吉・家康の出身地で、
江戸時代の武将の7割は愛知県にゆかりがあるとか!
なのに、あんまり知られてないんですよね。
そりゃもったいない!
ってことで(?)、
愛知県さんもここ最近「武将観光」なるものに力をいれてらっしゃるようです。
武将観光のWEBサイトを作ったり、観光パンフを作ったり。
そして最近、信長と家康のガイドブックをつくったらしいです。

のぶなが いえやす

信長や家康にゆかりのある名古屋の史跡・名所を紹介しているらしいです。
私もまだ手に入れていないのですが、
県庁や各地の県民生活プラザなどで配布してるらしいです。
愛知県さんのWEBサイト

今度、もらいに行ってこよっと♪
にしても、なかなかディープな路線で、なごやっぽくていいなぁ。
| itosati | なごやネタ | 11:20 | comments(0) | - | pookmark |
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